落語とは?成り立ちや形式、噺の種類についてわかるまとめ!
落語とはかなりシンプルに言うと
落ちのある話のこと!
そのままですね。ただし、落語にはいくつかの種類と、決まりごとがあります。
この記事では、それらについて、3分でわかる簡単まとめを作りましたので、初心者の方の落語ガイドとしてお使いください。
目次
落語の成立時期と形式について(1分で読めます)
成立時期:江戸時代後期~幕末
- 落語の登場人物はこの時代の庶民=長屋の住人や町人・商人
- どちらかというと権力を笑えるような話芸が人気
- 吉原などの遊郭についての話も人気が高い
形式:着物を着、扇子・手ぬぐいだけを持って高座に一人きりで座して行う話芸
- 登場人物の会話が中心になって物語が進む
- 扇子や手ぬぐいなどを自在に操り小道具を表現
- 表情や仕草も重要な表現の要素
落語の構成(1分で読めます)
基本構成:マクラ→本題→オチ(サゲ)
- マクラは本題の導入部。おそばにまつわる落語ならば、マクラでは上手い蕎麦屋での最近のエピソードなんかが語られたりする。ただし、自由度が高いので、何を話ても良い。30分時間があるとすると、5分以内程度
- 本題は文字通り、噺のメインコンテンツ。30分のうち25分程度
- オチは噺の締め。結末部分で、噺の”落ち着くところ”から来ている
オチの種類
- 地口オチ:ダジャレや語呂合わせで落とす。最もポピュラー
- 逆さオチ:立場や処遇が入れ替わるというオチ
- 仕込みオチ:オチを冒頭でさり気なく示して、最後にそれで落とす
- ぶっつけオチ:意味の取り違えで落とす
- 仕草オチ:リアクションや仕草そのもので落とすオチ
噺の種類(1分で読めます)
噺は大きく分けると2種類あります。滑稽噺と人情噺。その他もあわせてどうぞ。
滑稽噺
笑いをメインコンテンツとする落語です。代表的な噺をいくつか。
- 長屋噺:長屋での出来事が語られる。『饅頭こわい』、『へっつい幽霊』など
- 廓噺:遊郭にまつわる噺。『品川心中』、『明烏』など
- 店噺:商家が舞台の噺。『千両みかん』など
- 与太郎噺:与太郎(まぬけ)が主役の噺。『大工調べ』など
- 酒呑み噺;酔っ払いの話:『うどん屋』、『親子酒』など
- 間男噺:浮気ものの噺:『紙入れ』など
人情噺
人情を描き、ストーリー性を重視した噺です。代表的な噺をいくつか。
- 夫婦愛を描いた『芝浜』
- 親子愛を描いた『子別れ』
- 友情を描いた『笠碁』
- 他多数
その他の噺
- 怪談噺:幽霊など、超常的存在が出現する噺。『死神』、『怪談牡丹』など
おわりに
落語とは何かがわかる簡単まとめはいかがでしたでしょうか。
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