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落語会の勢力図!?協会と所属についての簡単まとめ

東京に4つ、大阪に1つの計5団体

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プロの落語家と呼ばれる選ばれし者たち。そのほぼ全員が落語の団体に所属しています。それはなぜか。落語の機能から考えてみましょう。

落語は笑いや感動を届ける、という素晴らしい機能を持っていますが、それだけにとどまりません。

伝統・文化を後世に伝えるという機能も持っているのです。なので、基本的には師匠から弟子へと受け継がれていくものなのです。歴史が熱いんですよ。お気に入りの一門がいたら系図を見てみてください。ずっと見てられますよ。笑

さて、現在、日本には5つの落語家団体があります。

  1. 落語協会
  2. 落語芸術協会
  3. 立川流
  4. 圓楽一門会
  5. 上方落語協会

上方落語協会は大阪、それ以外は全て東京の落語団体ですね。

この記事では、それぞれの所属落語家、芸風、特徴などについて、ごくごく簡単にまとめます。これさえ読んでおけば、雰囲気がつかめるはず。

落語戦国時代を勝ち抜いていくのはどの協会なのか!?(別に今は戦っていない)

目次

[:content]

1. 落語協会

最も正統派とも言える協会が落語協会。戦前に東京落語会全体がまとまって作った落語協会の真の後継的団体です。

錚々たる古典落語の名手たちが揃っています。

【特徴まとめ】

  • 所属噺家:柳家小さん、林家正蔵、三遊亭圓丈、金原亭馬生、柳家小三治、林家木久扇などなど
  • 芸風:古典落語を中心とする本格派の噺家が多く所属する
  • 特徴:最も”落語”らしい世界観を有する団体
  • 出演定席:上野鈴本演芸場、浅草演芸ホール、新宿末広亭、池袋演芸場など

2. 落語芸術協会

現在は歌丸師匠が会長を務める団体が落語芸術協会。

新作落語を積極的に演じる落語家や、テレビなどで活躍するなど、いわゆる”古典的”落語界に対抗するような雰囲気のあった団体です。

【特徴まとめ】

  • 所属噺家:桂歌丸、三遊亭小遊三、桂文治、春風亭昇太、春風亭柳橋、笑福亭鶴光などなど
  • 芸風:”新作の芸術協会”とも呼ばれたこともあったが、古典の名手も多く在籍
  • 特徴:TVなどに出演する噺家が多く、どちらかというと親しみやすい雰囲気
  • 出演定席:上野鈴本演芸場、浅草演芸ホール、新宿末広亭、池袋演芸場など

3. 落語立川流

立川談志師匠のカリスマ性によって落語会に一席を投じた団体。家元制度を取っている。

家元制度ということで、師匠に上納金を支払うという破天荒な制度や、お金を払えば弟子になれる、などの(トンデモ)革新的な試みを取り入れていました。

協会を脱退したため、定席がなく、自分たちで落語会を開催しています。

ちょっと話は逸れますが、談志師匠の二階ぞめき(特に若かりし頃の)は、本当に神がかっています。


【落語ラジオ】立川談志『二階ぞめき』落語・rakugo・tatekawa・寄席

 【特徴まとめ】

  • 所属噺家:立川志の輔、立川談春、立川志らく、立川談四楼、立川左談次などなど
  • 芸風:古典の理論に通じているが、それを己の感覚で演じた。それに共鳴した一派だが、師匠を超えることは難しそう
  • 特徴:良くも悪くもカリスマ立川談志の軍団。カリスマ亡き後どうなるかは弟子次第
  • 出演定席:なし

4. 圓楽一門会

『笑点』で長く司会を努めた三遊亭圓楽師匠(5代目)が、自らの師匠である三遊亭園生(6代目)とともに、落語協会を脱退したのち、いろいろあって、自らの一門だけで『大日本落語すみれ会』を結成しました。名前を変えて、今では圓楽一門会と名乗っています。

落語マスターとも言える三遊亭園生(6代目)は、落語史上、最も多く演目を演じられたと言われています。『笑点』での温厚なキャラクターで支持が高かった5代目の圓楽師匠も、没後の今でも影響力が大きく、組織の根幹を成しています。

現在も『笑点』で活躍する円楽師匠(6代目)は、色々ありますが、組織再建に向けて奮闘して欲しいものです。

【特徴まとめ】

  • 所属噺家:三遊亭鳳楽、三遊亭好楽、三遊亭圓橘、三遊亭円楽(6代目)などなど
  • 芸風:女流落語家がいない一門。組織の始祖とも言える三遊亭圓生(6代目)は、盗み聞きだけで噺を覚えられ、演じられる演目数は史上最多とも称される
  • 特徴:立川流と同じく、5代目圓楽のカリスマ性で存在感を保っていた一門のため、今後の動向は弟子次第
  • 出演定席:お江戸両国亭、亀戸梅屋敷寄席

5. 上方落語協会

大阪のプロの落語のほとんどが所属しているのが上方落語協会!

以前は定席の寄席がなく、活動も苦しかったのですが、2006年に繁昌亭という素晴らしい寄席を定席とできるため、安定感を増してきています。

とにかく笑いたいなら、断然上方落語をおすすめします!江戸落語、東京落語は粋さ、色気、のような表現力が豊かでまさに芸術的。上方落語はそうは言っても笑いがなければ始まらない。落語家の工夫がたくさんあって楽しめます。

惜しまれつつ亡くなってしまった桂枝雀師匠は『昭和の爆笑王』と呼ばれ、伝説的な人気を誇りました。ダウンタウンの松本人志さんもよく聞いていたということでも有名ですね。


桂枝雀 Shijaku Katsura 貧乏神 落語 Rakugo

【特徴まとめ】

  • 所属噺家:桂文枝(6代目)、笑福亭仁鶴(3代目)、月亭八方、桂ざこば、桂きん枝、桂福団治、などなど
  • 芸風:江戸落語がさらりとした粋な落語ならば、上方落語はコテコテでより笑いを重んじる風潮がある
  • 特徴:関西に唯一ある落語協会で、規模も大きい。関西圏では落語家が毎日のようにテレビにも出ている

おわりに

プロの 落語家の団体、5つを、落語初心者向けに簡単にご紹介しました。江戸落語の粋なおもしろさ、上方落語の笑える楽しさ、各協会・流派の歴史などは、とても奥深いです。

この記事が、そのような味の違いも楽しめるような助けとなりましたら、幸いです。

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