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落語家になるには?噺家になったら?デビュー前後の年収なども解説

落語家になるには?噺家の人生

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ほとんど全ての落語家は、師匠に弟子入りして、修行をしたのちに、プロの落語家となるのです。落語家のステップはこのような感じです。

  1. 見習い(期間:半年~1年、名前はなし)
  2. 前座(期間:3年~5年などさまざま。師匠から名前がもらえる)
  3. 二つ目(期間:10年~さまざま。名前を変えることも)
  4. 真打ち(期間:半永久的、名前を変えることも)
  5. 各種協会の理事など

(東京の噺家の一例です)

上方落語の場合はこのような真打ち制度がなく、より人気=実力というような、バロメーターになります。
どのように師匠を見つけるか、生活できているのか、など、この記事では落語家のなり方と暮らしぶりについてまとめます!

目次

唯一無二の師匠探し!生で観て、聴いて、確かめよう

まずあなたは見習いになる必要がある。これは江戸落語の舞台でも、上方落語の舞台でも変わりはありません。まずは下積みをしなくてはならないのです。
師匠を見つけるにはYoutubeやテレビ、ラジオやCDなど、様々な方法で落語を聞くのが第一です。
しかし、それだけで決めてはいけません。
師匠は文字通りあなたのMaster。主従関係が現れます。鞄持ちなどまだ良い方で、掃除・洗濯をはじめ、身の回りの世話全てをこなす必要があるのです。

落語家になる!という強靭な意思はもちろん、尊敬できる相手でないと、やっていけません。必ず生で演じるのを見て、息遣いや人となりを(わからないなりに)理解しようとしましょう。

 そして、『この人だ!』と思ったら、まずは手紙を書くのが良いでしょう。出待ちをしたり、楽屋へ飛び込んでいったり、自宅に押しかけたり、、、etc などなど、様々な入門方法がありますが、まずは手紙というのが礼儀というもの。

きちんとした手紙があれば、よほどのことがない限り、反応があるはず。弟子を取らない方針の師匠もいれば、(多すぎて)物理的に取れない可能性もあるかもしれません。そんな時でも、他の師匠を紹介してくれたり、条件付きでOKをしてくれることもあるかもしれません。(地方の言葉訛りを完璧に直せばOK、などということもあったようです)

ポイント

  • 師匠とは一生の付き合いになるので、生でしっかり観て聞いて判断しよう
  • まずは手紙を書こう。しっかりした手紙を書けば、自ずと落語家への道がつながるはず

下積みは大変だけど、食うには困らない

弟子入りしたところで、いきなり高座に上がれるわけではありません。大学の落研だったり、街で開かれている、趣味の会で名を上げていたとしても、まずは下働きがあるのです。

昔に比べると、厳しい師匠は減ったようですが、最低でも半年ぐらいは高座には上がらせてもらえないものです。掃除・洗濯・鞄持ち。落語家とはなんたるかを、感じ取りましょう。落語家というのは、生き方そのものです。その人物そのものが現れるから、個性が出るのです。まだまだロボットには真似出来ない領域のうちの一つではないでしょうか。

しばらくすると稽古をつけてもらえます。師匠が忙しすぎる場合には、兄弟子や、一門の親しい他の師匠や先輩に教えてもらいます。

また、ご飯はほとんど師匠や先輩に奢ってもらえますし、師匠の世話や、落語会の手伝い、やなんやかんやで食っていくぐらいのお金は稼げます。使う時間もほとんどないので、生きていけます。笑

ポイント

  • 落語家の生き方・演じ方を、常に側にいることで感じ取ろう
  • 舞台に上がるには半年程度は必要だが、ご飯はほとんど食べさせてもらえる
  • 雑用その他をたくさんこなすので、行きていけるだけのお金は稼げる

落語家デビューできたら収入はどうなる?

基本的には、デビューしてからは腕次第!

何故ならば、定席と呼ばれる寄席では、入場料のおよそ半分を全員で割るのが一般的と言われています。ちなみに、割り、と言います。入場者数によりますが、1日だいたい数千円というところでしょうか。前座でも真打ちでも、これは均等に割られます。(見習いは別)意外と少ないでしょう。

ではどのようにして稼ぐかといえば、定席以外での落語会です。もちろんギャラは様々です。地方へ行くほど希少性が増すので、単価は上がっていきます。テレビでよく見る真打ちクラスとなると~百万円は考えておかないといけないでしょう。

ざっくりの目安はポイントのところで紹介。

ポイント

  • 寄席は安定的に出演できるが、あまり稼げない(~数千円/一席)
  • 前座~2万、二つ目3万~15万、真打ち10万~100万が目安
  • 二つ目で稼ぐにはいかに落語会に参加できるかが重要
  • 真打ちは独演会などを開くと一気に収入が入る
  • 二つ目は、枕も若手漫才師のようにおもしろく、キレのある噺家が多い

おわりに

噺家になるには?なったら?気になる弟子入りのポイントや、暮らしぶりについてまとめました。
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