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まずはこの15作から!初心者におすすめの落語ランキングベスト16

落語初心者の悩みを解決する落語ガイド

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落語初心者の悩みはこれで解決!▼

悩み1:古典落語の言葉遣いが難しい/設定がわかりにくい
【これで解決】
まずはあらすじを読んでから聞いてみましょう!ざっくりした展開を覚えておけば、ストーリーが驚くほど頭に入ってきます。この記事では、おすすめ落語とともに、あらすじ、オチ(サゲ)、みどころをそれぞれ書いていますので、ご参考にしてみてください!

悩み2:話が早くてついていけない
【これで解決】
聞き取りにくい落語があるのは事実です。ただし、あらすじを読んで、名演と呼ばれる演目を選べば、パッと脳内に演目の状況イメージが浮かぶはず!
この記事では名作落語の名演を厳選しましたので、お試しください!

悩み3:落語は堅苦しくてつまらない
【これで解決】
観客席から拍手喝采が生まれるほどの爆笑落語もあるのをご存知ですか?
この記事の動画は、どれもこれも笑えるものばかり!それに加えて胸が熱くて泣ける演目も多数あります。是非お試しください!

 

目次

初心者にもおすすめの落語ランキングベスト16!

ランキング作成にあたっての注意点を下に記します。

  • かし亭管理人が独自作成の、初心者向けおすすめランキングです。演目そのもの、落語家そのものに優劣がついているわけではございません
  • 一般的なあらすじとオチ(サゲ)を書いていますが、噺家により色んなパターンがありますのでご了承ください


それでは続けてランキングどうぞ! 

16位 芝浜

はなし(あらすじ)
怠け者で飲んだくれ、お金にいつも困っている勝五郎が、ある日偶然にも大金を見つける。どんちゃん騒ぎで友人を集めて宴会をし、飲みに飲まれて眠ってしまう。
翌朝残っているのは支払いの問題。見つけた大金で支払えと妻に言うも、そんなものはないと妻に呆れられてしまいます。心機一転働き出す勝五郎。
いつの間にかしっかりと稼げる男になって、妻と迎える年越し。妻はひとつの告白をするのです。実はあの時のお金は夢ではなかった、しっかり働く男になって欲しかったから黙っていたと伝えられ、酒を勧められる勝五郎は......

オチ(サゲ)
『ありがてえ.....でもやめとこう、また夢になっちまうといけねえ』

見どころ
人情噺という、人間の気持ちの機敏を描いたジャンルの落語の演目の中でも人気の高い芝浜。
本当の意味での夫婦愛が明かされる終盤は本当に泣けるんですよね。もちろん笑いもたくさん入っているので、人情噺の入門としてオススメです!


志ん生 芝浜

15位 長短

はなし(あらすじ)
短気な短七の家に気長な長七がやってくる。短七は長七にお菓子をすすめたり何なりするが、行動の緩慢な短七にイライラしっぱなし。
キセルに火を点けるにしても鈍重な長七に苛立ち火の点け方を教えてやるしまい。そんな長七に短七が言う。
「短七つぁんはものを教わるのは......嫌いだろうね?」
長七は、短七なら構わない、子どもの頃からの仲だから、とこう返す。
「怒らないかい?」と何度も聞く短七を急かす長七。
「キセル点けた時の火玉がポォンととんで袂にすっと入っていっちゃったんだ。ことによっちゃあ、消した方が良くないか?」

オチ(サゲ)
怒る長七に短七が一言。「教えねえ方がよかった」

見どころ
短七は誰でも演じることができますが、長七を魅力的に演じるのは至難の技です。どうやっても嘘っぽくなるんですよね。
そういう意味で、落語家の腕が問われる演目です。じらしにじらす桂文治師匠の名演でどうぞ。


桂 文治 「長 短」

14位 夢の酒

はなし(あらすじ)
若旦那がウトウトとコタツで夢を見ていると、女房のお花が通りかかり、風邪をひいてはいけないと、若旦那を起こす。
やけに機嫌が良いのでわけを聞くと、夢の中で夕立にあい、困っているところを美女にもてなしてもらったあげく、具合が悪いと横になっていると、美女が隣に来る......というところで目が覚めたというのである。
若旦那のにやけ具合に嫉妬し怒るお花の声を聞きつけ、親父の旦那が仲裁しにくる。
夢だと言い聞かせるも、怒りが収まらない様子のお花に頼まれて、夢に入って若旦那に手を出さないように言い聞かせるよう頼まれて、夢の中へいく親父の旦那。
しかし大旦那のほうもお酒を勧められ、はじめは断るも、大の酒好きとあって、
「お湯が沸くまで冷やで」と勧められる。
「お燗で」と言ったところでお花に起こされる。
「ご意見していただくときに起こしてしまいましたか?」と聞かれ......

オチ(サゲ)
「いや......冷やでもよかった」

見どころ
夢の中の話をする若旦那のにやけ具合には、笑いを禁じえません。それを耳にする奥さんの常軌を逸した嫉妬具合でもう爆笑必須。大旦那の落ちの一言まで目が離せません。
柳家さん喬師匠の一席でどうぞ。


【落語の語】夢の酒【柳家さん喬】

13位 化け物使い

はなし(あらすじ)
隠居の御家人は人使いが荒すぎて、奉公人は次々に暇を取る。三年辛抱したもく助も、隠居が化物屋敷に引越すと聞いてついに辞めてしまう。
一人きりで引越した隠居、夜更けにゾクゾクしたので目を覚ますと、側に一つ目小僧が立っている。
しかし隠居は動じず奉公人を扱うように小僧に命じる。その後も大入道、のっぺらぼうと出てくるが、すぐに用を言いつける。ある晩化け物が出てこない。見ると狸が一匹手をついている。

オチ(サゲ)
「今日限り暇をいただきます。化け物使いが荒すぎて辛抱できません」

見どころ
古今亭志ん生師匠の一席は、淡々と始まって淡々と終わり、濃淡がないように思うんだけれども、それが隠居の性質をうまく表す名人芸になっています。
化け物に全く動じない肝っ玉の据わった隠居の姿が見れておもしろい。


古今亭 志ん生 化け物使い

12位 高尾

はなし(あらすじ)
喜六は最近長屋の隣に越してきた僧侶の念仏がうるさくて眠れないので苦情を言いにいく。すると僧侶は恋仲だった遊郭の高尾という女が、自分との操を立てるために殺されてしまったものを弔うために念仏に明け暮れているという。
疑う喜六に、僧侶は魂帰する反魂香、と言って火鉢に粉をくべると、本当に高尾の幽霊が現れる。それを見た喜六は、自分も亡くした妻と再開しようと、僧侶に頼むが僧侶はもちろん拒否する。
仕方なく薬屋に行って反魂香ではなく反魂丹を買ってきてしまい、帰って火にくべる。何も怒らないので袋ごと火にぶち込むと、表の戸をどんどんと鳴らす音が。
「そちや女房、おちょねじゃないか?」

オチ(サゲ)
「アホらしい。隣のお梅やけど。かんこ(焦げ)臭いのお宅かえ?」

どころ
活き活きとした上方言葉で喜六を細密に、かしこまった言葉を自在に操って僧侶を、それぞれ描きわける桂春団冶師匠の一席は絶品です!


春團治 高尾

11位 薮入り

はなし(あらすじ)
薮入り、という年に二回の奉公先からのお休み。奉公先から帰ってきた息子が随分しっかりとしている。父親は嬉しいような恥ずかしいような、久しぶりに会う息子に感激しする。
息子が銭湯へ行っている間に小遣いでもいれてやろうと財布を開けるとそこには大金が。奉公先の主人からかっぱらってきたと勘違いし、銭湯から帰ってきた息子を、盗みはありえねえと問答無用で張っ倒す。
それは誤解で、ねずみ取りの懸賞にあたったお金と判明する。

オチ(サゲ)
「それもこれも忠(チュウ)のおかげだ」

見どころ
もちろん笑いどころもたっぷりあるんですが、何より親子愛に胸が熱くなります。久しぶりに息子に会えると知って、そわそわする親父が愛しくなること間違いなし!
時代や環境が変わっても、子を思う気持ちは変わらないんだなと感じるはず。
三遊亭金馬師匠の温かい声で、大いに笑って古今に通じる親子愛を感じてください。


金馬 藪入り

 

10位 馬の田楽

はなし(あらすじ)
馬方さんが山を越えて味噌樽を店に運んで来た。しかし店違いだったようで、外に出るも、子供たちがいたずらしてしまい馬がいなくなっている。
どっちにいった?と尋ねても、目をつぶっていたからわからないと言われる始末。その後も会う人会う人に尋ねるけれど、要領を得ない答えばかり。そこに酔っぱらいがやってきたので尋ねる。
「馬を知っているか?」
「馬はヒヒンと無く四足の動物だ」
などとかみ合わない。
「馬の姿かたちじゃねえ、背中に味噌つけた馬を知らないか?と聞いてんだ」
と聞くと......

オチ(サゲ)
「味噌つけた馬だって?、ははは。この歳になるまで、馬の田楽は食ったこたぁねえ」

見どころ
大切な馬が逃げてしまって慌てている男の様子と、話が通じない田舎の人々ののんびりとした空気の対比が陽気で牧歌的な一席です。
桂米朝師匠の一席は、古きよき日本の田舎の風景が浮かびあがるようです。


名作落語177 桂米朝 馬の田楽

9位 悋気の独楽

はなし(あらすじ)
ある商店の主人が、外出したまま家に帰ってこないので、主人の妻は「内緒で妾を囲っているのでは」と、気が気でない。周囲の話から、どうやら丁稚奉公の定吉がお供をして旦那をかくまっているらしいことがわかる。
ある日定吉は妾の家に行く主人に頼まれ、嘘をつくが、見破られ、三つの独楽(コマ)のことを白状する。旦那は3つのコマを本妻、妾、自分(旦那)に見立て、自分のコマがあたった方に泊まることにしているという。
コマをまわすと妾に当たる主人のコマ。何度廻しても妾に当たるコマにヒステリーになる本妻は、もう一度廻せとせがむ。

オチ(サゲ)
「こらあきまへんわ。肝心のしんぼう(心棒/辛抱)が狂うてます」

見どころ
悋気(りんき)とは嫉妬のことです。
女性の嫉妬は恐ろしいと言いますが、古典落語にも数々の嫉妬話がございます。昔から男というものは浮気性だったんですね。
桂文枝師匠の一席は、これぞ落語家と唸らせられる演者ぶりが楽しめます。
綺麗にまとまるオチも秀逸だし、笑いどころも多くてオススメです。


桂文枝(五代目)師匠の落語「りんきの独楽」

8位 平の陰

はなし(あらすじ)
字の読めない男が、手紙を読んでもらいにご隠居のところへ尋ねにいく。
しかし実は隠居も字が読めず、あの手この手でごまかそうとするも、最後に男に字が読めないことを疑われて問い詰められてしまう。
酒飲みの集まりだから銚子を貸してくれと書いてあるはずだが、何で読めなかったんだ?と詰め寄る男に......

オチ(サゲ)
「書いたぁったんやけどな、お膳の陰で見えなんだ」

見どころ
随分無理のあるごまかし方をご隠居は続けるのですが、その滑稽さにひたすら笑える演目です。
特に、笑福亭鶴志師匠の一席は、とぼけたご隠居のキャラクターと師匠のキャラクターがぴったり一致して、堪らないハーモニーが生まれます。楽しい枕とともにお楽しみください。


笑福亭鶴志「平の陰」

7位 書割盗人(だくだく)

はなし(あらすじ)
ある男が引越しの際に、家財道具を小道具家に一切を売ってしまう。
代わりに壁、床、天井一面に白い紙を貼り、画家先生に、豪華な家具や眠る猫、
さらに長押に掛けた1本の槍を細密に描いてもらう。
ある晩泥棒がやってくる。主人も居合わせるが、盗めないのを知っているためおもしろがって様子を見る。
事情をつかんだ泥棒は、盗んだ「つもり」として、パントマイムを始める。主人も粋に感じて黙ってはいられない「つもり」で泥棒を追い詰める演技をはじめ、ついに槍を手した「つもり」でずとん一突き。

オチ(サゲ)
「血がだくだく出て死んだ.......つもり」

見どころ
書割盗人とは上方落語での呼び名で、東京では、オチは「うう、血がどくどくと流れた……つもり」というものもあって、“だくだく”と呼ばれてもいます。
お客さんの眼前に、滑稽な・非現実な空間をイメージさせられれば自然と笑いが生まれる演目です。
立川志の輔師匠の一席をどうぞ。


立川志の輔 だくだく

6位 二階ぞめき

はなし(あらすじ)
とある商店の若旦那は、遊廓の吉原へ入り浸り。怒った親父の旦那がとうとう「勘当する」と言い出す始末。
若旦那は「吉原がこちらに来れば通うのを辞める」という。困った番頭は若旦那に家の二階に本物そっくりの吉原を作る。若旦那は大喜び。しかし本物のような吉原だが二階には誰もいない。
若旦那は真夜中過ぎの人がいなくなた吉原に冷やかしに行く、という設定で一人芝居を始める。次第に花魁と口論になり、他の客と大喧嘩が始まって大騒ぎ。
「吉原で死ぬなら本望、さぁ殺せ!」
あまりに騒がしい二階を不審に思った親父が丁稚奉公の定吉を見に行かせる。
そこには一人三役で暴れまわる若旦那の姿が。若旦那に声をかけると......

オチ(サゲ)
「こんなとこで俺に会ったこと、親父には内緒にしろよ」

見どころ
“天才落語家”と称された立川談志師匠が亡くなって以降はあまり話される演目ではありませんが、是非この演目の素晴らしさを伝えたく、6位にランクインとさせていただきました。
談志師匠の一席は神がかっていたと言われています。プロも唸る迫真の一席をどうぞ。


立川談志師匠の落語「二階ぞめき」

5位 植木屋娘

はなし(あらすじ)
金持ちの植木屋には一人娘のおみつがいる。年頃の娘にさっさとふさわしい婿を、と植木屋は考える。
どうやらお寺の伝吉という男が良さそうだということになるが、五百石の家督を相続せねばならないと、住職には断られる。
既成事実を作ろうと、おみつと伝吉を家でふたりきりにするなど画策し、ついにおみつは伝吉の子を身籠る。
先方にどう説明しようかと不安がる住職に、おみつと伝吉の息子をまわせばよいという植木屋。
「侍の家を取ったり継いだり出来るかいな」と住職に植木屋は......

オチ(サゲ)
「接木も根分けも、家の秘伝でおますがな」

見どころ
落語ってこんなにおもしろいんだ!
桂枝雀師匠の落語を始めて拝見した時に、落語の素晴らしさに感動しました。
小難しくて退屈、長い、言葉遣いがわかり辛い……etc、そういう負のイメージを全て吹っ飛ばす笑いがあるんですよね。
植木屋の旦那の底抜けの明るさ、商人気質は誰がやっても笑える名作落語ですが、時にはオーバーとまで言える枝雀師匠の一席は特に笑えます。


名作落語63 桂枝雀 植木屋娘

4位 笠碁

はなし(あらすじ)
店の主と商人は大の囲碁好きで囲碁仲間。待ったなしで始まった囲碁だが、待った待たないの流れで喧嘩別れしてしまう。
雨が降る季節は特に寂しくって仕方がない店主。商人の方も打ちたくて仕方がない様子だが、素直には行けないで、被り笠をかぶって店の前を行ったり来たり。
「やい、ヘボ!」主人がたまりかねて声をかけて笠被りの商人を呼び込む。
さぁ碁を打とうとするその時、碁盤の上に笠から水が垂れてしまう。

オチ(サゲ)
「お前さん笠さしたまんまだよ」

見どころ
落語の魅力のひとつに、人情ものの素晴らしさというものがあります。テレビドラマや小説、なんでもそうですが、芸術と、人間関係というのは切っても切り離せない関係にありますよね。
落語でも、人間の結びつきを描いた作品は昔からとても人気があります。
金原亭馬生師匠の一席は、笑いがあるのははもちろん、男の友情が泣ける名演です。


十代目 金原亭馬生 「笠碁」

3位 野崎詣り

はなし(あらすじ)
毎年五月の野崎詣りには、寝屋川を船でいく者、土手堤を歩く者とが悪口の言い合いをし、悪口に勝つとその年は縁起が良いという風習がある。
気も背も小さい喜六は清八とともに船に乗り、清八に教わりながら土手堤を歩く人と喧嘩をするも、うまくいかない。
背が小さいのをからかわれ、清八に教えてもらった通り言い返すも「山椒はな、ほれ、ヒリヒリ辛いわい」と、小粒を抜かして言い間違ってしまう。土手からはもちろん「小粒が落ちてるわ」と突っ込まれる。真に受けてうつむく喜六。
「何をしてんねん?」と聞かれ......

オチ(サゲ)
「落ちた小粒を探してんのじゃ」

見どころ
上方落語の名作。関西弁の悪口が小気味良くて、むちゃくちゃおもしろいです。
関西人=おもしろい 
みたいな風潮がありますが、この演目に出てくる喜六のように、弱気でいじいじした関西人もたくさんいるんですよね。笑
口達者な男たちと、喜六の対比がおもしろい。親しみやすい桂春団冶師匠の一席でどうぞ。


春團治 野崎詣り

2位 皿屋敷

はなし(あらすじ)
播州姫路の皿屋敷、家宝の皿を割った濡れ衣で殿様に井戸に沈められ殺されたお菊。その幽霊が毎晩井戸から出てきて皿を勘定するという。数え終わる前に逃げ帰れば助かるということで、評判になって現物客が日に日に増えて大騒ぎ。
ある日風邪の鼻声で数えだしたお菊。
「いちまぁい......にまぁい......」
「はちまぁぁぁい」
その日は大入りで人が溢れて逃げられない。そのうちにお菊は数を読んでいく。
「九枚、十枚、十一枚......」
騒然とする見物客たち。
「おい、なんでそんなに数えるんだ」

オチ(サゲ)
「二日分数えて、明日の晩は休みます」

見どころ
超メジャーな一席で、東西でよく演じられています。たくさんオチの種類があって、演者ごとの色が楽しめる一席です。
昭和の爆笑王、桂枝雀師匠の一席は抱腹絶倒です。キャラクターが憑依して無茶苦茶おもしろい。


桂枝雀 Shijaku Katsura 皿屋敷 落語 Rakugo

1位 くっしゃみ講釈

はなし(あらすじ)
男は女と夜半逢い引き中に、犬の糞を踏んだ講釈師によって逢い引きを台無しにされ、
彼女から一方的に別れを告げられてしまった。
講釈師に復讐をしようと兄貴に相談する男。講釈中に火鉢でコショウをたいて煙を吸わせ、くしゃみに見舞われて講釈を台無しにすることにする。
ただし、結局コショウは買えず、唐辛子で代用することに。計画通りくしゃみに見舞われて台無しになった講釈師にヤジを投げかける二人。
「何か故障でもおありか(何か文句があるのですか)?」という講釈師に......

オチ(サゲ)
「コショウがないから、唐辛子くすべたんや」

見どころ
講釈師の世間ズレしたしゃべくりと、それが崩壊するさまが芸術的に演じられる一席です。桂福団冶師匠の名人芸がとにかく感動的な名演です。演目中に拍手喝采がおこる一席をぜひご覧ください!


落語 くっしゃみ講釈(2/3) 桂福団治

おわりに

初心者にもおすすめの落語ランキングベスト16はいかがでしたでしょうか?落語のおもしろさに目覚める助けとなりましたら幸いです。
また、出張落語サービス【かし亭】では、1席20分から出張落語のご依頼を承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。プロの落語家が伺います。個人のお客様も大歓迎です!

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